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このアバターって [本・雑誌]

これって、最近までコミックだったって知らなかった
3つとも違う話なんだけど、
面白いのか何なのか、ホラーみたいな感じ・・・

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声に出して歌いたい日本文学 [本・雑誌]

桑田さんの、「声に出して歌いたい日本文学」
これって、シングル「君にサヨナラを」の2曲目に入ってるんだけど、
日本文学の名作10作品の詩や文章を抜粋して書き下ろしの曲をつけたものなんですが、
なかなか面白いですよ[るんるん]
18分もある長いものなんですが、「智恵子抄」「蜘蛛の糸」「蟹工船」「吾輩は猫である」などなど
忘れかけていた日本文学というものを、新鮮な感覚で振り返ることができます。
ご興味のある方は、歌詞見ながら聴いてみて下さい~♪




▼『汚れつちまつた悲しみに……』 中原中也
汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
たとへば狐の革袋(かはごろも)
小雪のかかつてちぢこまる
汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
倦怠(けだい)のうちに死を夢む
汚れつちまつた悲しみは
汚れつちまつた悲しみに
なすところもなく日は暮れる……

▼『智恵子抄』 高村光太郎
智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
智恵子は東京に空が無いといふ、
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多(あた)多羅山(たらやま)の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。

▼『人間失格』 太宰治
恥(はじ)の多い生涯(しょうがい)を送ってきました。
自分には、人間の生活というものが、
見当つかないのです。
自分は隣人と、ほとんど会話が出来ません。
そこで考え出したのは、道化でした。
最後の求愛でした。
夕立ちが降った或(あ)る放課後、
「耳が痛い」と言う竹一を見ると、
ひどい耳だれで、
念入りに耳の掃除をしてやりました。人間、失格。
いまは自分には、幸福も不幸もありません。
自分はことし、二十七になります。
白髪がめっきりふえたので、
たいていの人から、四十以上に見られます。
子供相手の雑誌だけでなく、
駅売りの粗悪で卑狼(ひわい)な雑誌などに
汚いはだかの絵などを画いて、
画いていました。人間、失格。

▼『みだれ髪』 与謝野晶子
やは肌のあつき血潮(ちしほ)に
ふれも見でさびしからずや道を説く君
乳ぶさおさへ神秘(しんぴ)のとばりそ
とけりぬここなる花の紅(くれない)ぞ濃き

いとせめてもゆるがままに
もえしめよ斯くぞ覚ゆる暮れて行く春
春みじかし何に不滅(ふめつ)の
命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ
人の子の恋をもとむる
唇に毒ある蜜をわれぬらむ願ひ

▼『蜘蛛の糸』 芥川龍之介
ある日の事でございます。
御釈迦様(おしゃかさま)は極楽の
蓮池(はすいけ)のふちを、独りでぶらぶら
御歩きになっていらっしゃいました。
この極楽の蓮池の下は、
丁度地獄の底に当っておりますから、
水晶のような水を透き徹(とお)して、
三途(さんず)の河や針の山の景色(けしき)が、
丁度覗(のぞ)き眼鏡(めがね)を見るように、
はっきりと見えるのでございます。

地獄の底に、カンダタと
云う男が一人、蠢(うごめ)いている。
この男は、人を殺したり、悪事を働いた大泥坊、
それでもたった一つ、善(よ)い事
蜘蛛を殺さず助けてやったからでございます。
御釈迦様は地獄の容子を御覧になりながら、
カンダタには蜘蛛を助けた
事があるのを御思い出しになりました。
この男を地獄から救い出してやろうと
御考えになりました。

▼『蟹工船』 小林多喜二
二人はデッキの手すりに寄りかかって、
蝸牛(かたつむり)が背のびをしたように延びて、
海を抱え込んでいる函館の街を見ていた。
蟹の生ッ臭いにおいと
人いきれのする「糞壷(くそつぼ)」の中に線香のかおりが、
香水か何かのように、ただよった……
諸君、とうとう来た!
長い間、長い間俺達は待っていた。
半殺しにされながらも、待っていた。今に見ろ、と。
しかし、とうとう来た。
俺達は力を合わせることだ。
俺達は仲間を裏切らないことだ。
彼奴等(あいつら)如(ごと)きをモミつぶすは、
虫ケラより容易(たやす)いことだ。
「おい、地獄さ行(え)ぐんだで!」
「ストライキだ。」

▼『たけくらべ』 樋ロー葉
何時(いつ)までも何時までも
人形と紙雛(あね)さまとをあひ手にして
飯事(ままごと)ばかりして居たらば
嘸(さぞ)かし嬉しき事ならんを、
何時までも何時までも
人形と紙雛さまとをあひ手にして
飯事ばかりして居たらば
嘸かし嬉しき事ならんを、
ゑゝ厭や厭や、大人に成るは厭やな事、
何故このやうに年をば取る、
最(も)う七月(なんつき)十月(とつき)、
一年も以前(もと)へ帰りたい

汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる

▼『一握の砂』 石川啄木
東海の小島(こじま)の磯(いそ)の白砂(しらすな)に
われ泣きぬれて蟹(かに)とたはむる
いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと握れば指のあひだより落つ
こころよく我にはたらく仕事あれ
それを仕遂(しと)げて死なむと思ふ
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買ひ来て
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買ひ来て妻としたしむ
一握の砂

▼『吾輩は猫である』 夏目漱石
吾輩(わがはい)は猫である。名前はまだ無い。
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
ある穏やかな日に
大きな猫が前後不覚に寝ている。
彼は純粋の黒猫である。

吾輩は猫である。名前はまだ無い。
吾輩は猫である。名前はまだ無い。

▼『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治
銀河ステーンョン……
ジョバンニはもういろいろなことで胸がいっぱいで
なんにも云えずに博士(はかせ)の前をはなれて
早くお母さんに牛乳を持って行って
お父さんの帰ることを知らせようと思うと
もう一目散に河原を街の方へ走りました。

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本と文学の新感覚読本「Mahoroba」 [本・雑誌]



癒し系ブックガイド&詩歌作品集「Mahoroba」
やはり、地方にはまだ自然が残ってて、アートコミュニケーション 「Mahoroba」は、
美しい里山の風景と文学を満載した癒し系ブックガイドとなってるんですが、
今回のテーマは、なんと妖怪だそうなんです~[本]

その中には、「遠州七不思議」もあって、これは
静岡県の遠州地方に伝わる七つの不思議な物語のことなんです。
これにも諸説あるようなんですが、合わせると7つ以上とも。

たとえば、「夜泣き石」「桜ヶ池の大蛇」「池の平の幻の池」
「三度栗」「片葉の葦」などなど・・・
どんな話なんだか、今回のまほろば 第2号、興味深いですが、
伝説の世界に少し浸ってみるのもいいかもしれません・・・
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ブックコミュニティ「boox」 [本・雑誌]

いろいろブログで本なんか紹介されてる人もいますが、
ブックコミュニティ「boox」を利用することでもっと簡単に整理がつくようになるんですよ~
読んだ本・読みたい本を登録して、自分が本屋さんになって
それを紹介するんです。[本]

それで、私も登録してみて本屋さんを作ったんですが、
これってけっこう簡単で、面白いんですよ~
自分の気になった本なんかを、どんどん登録していって、「本屋さん管理」
の画面で、好きなデザインなんか決めて、
それから、好きなテーマで本の紹介コーナーを作ることが出来ます。

それで、My本箱のとこで、自分の選んだ本なんか確認できるんですけど。
とりあえず、人気マンガをいくつか登録してみたんですが、
(サイドバーにブログパーツ貼ってます[るんるん])
本屋さんランキングなんかもあるし、自分の気になった本が見つかったら、
それ登録して、みんなに紹介してみると楽しそうですよね~♪
サイト内アフィリエイト・サービスも近々開始予定!

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漫画の新聞 [本・雑誌]

最近、新聞だとかとらないとこも増えてるようですが、
ニュースなんかテレビで見る人って多いですよね~
そんな中、漫画の新聞 ってあるみたいなんですよ。
漫画好きな人はもちろんのこと、特にマンガを読まない人にも、
面白く、そして分かりやすく日ごろの時事ニュース・報道ニュースなどが
読めてしまうんです~[るんるん]

そこで私も、「日中韓サミット、アジア重視の外交へ」の漫画新聞を読んでみました。
これは、10月10日に、北京で開かれた日中韓首脳会談の記事なんですが、
まず漫画の絵がそれぞれによく似てますよね~[目]
そして、日中韓それぞれの思惑なんかも、面白く分かってしまいます!
こういうのって、漫画だと、より分かりやすくなるんですね~
日本ってやっぱり漫画の国だし、そういう文化を活かして、
毎日楽しくニュースを理解できるのが一番なんじゃないかな?
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